2010年 05月 01日
フィリップ・ジュジアーノ
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やっぱりショパンは難しいです。とてもピアニスティックなんですよね。そりぁショパンに限ったことではないですが。こんな私でも「弟子から見たショパン」が面白かったです。この本、厚さもさることながら、構成がすさまじく、脚注が大切なのでとても疲れます。ショパンはきっと手が小さかったのでしょうか?手の形状から最も合理的な奏法に重点を置く。教育者としてのショパンも超一流といったところ。
あくまで素人である私のへっぽこな理解なのでご容赦願いたい。ナショナルエディションと対峙するということは、ショパン弾きのスターといった自我の終焉といってもいいくらいで、スペシャリストとスターは逆のベクトルなんでしょうね。よく謂われる装飾音の取り扱い、拍の入りと前打音とか、エキエル版使いましたといった単純な事実ではなく、合理的な指運が目指す着地点、レガート、ポリフォニー、響き(ペダル/繊細さ)、リズム(一定な)、といった要素を禁欲的に包括する。フィリップ・ジュジアーノの演奏がまさにそれ。ショパンに派手な音世界やドラマは必要ない。物語を洗い流してop,28-24の6拍子を厳守する。相対しているのは聴き手ではなくショパンとといった感じだった。
あくまで素人である私のへっぽこな理解なのでご容赦願いたい。ナショナルエディションと対峙するということは、ショパン弾きのスターといった自我の終焉といってもいいくらいで、スペシャリストとスターは逆のベクトルなんでしょうね。よく謂われる装飾音の取り扱い、拍の入りと前打音とか、エキエル版使いましたといった単純な事実ではなく、合理的な指運が目指す着地点、レガート、ポリフォニー、響き(ペダル/繊細さ)、リズム(一定な)、といった要素を禁欲的に包括する。フィリップ・ジュジアーノの演奏がまさにそれ。ショパンに派手な音世界やドラマは必要ない。物語を洗い流してop,28-24の6拍子を厳守する。相対しているのは聴き手ではなくショパンとといった感じだった。
by edyedy4
| 2010-05-01 20:19
| Musique